
第4回ワールド寺子屋 ボストン・ニューヨーク派遣②に参加した高校2年生の参加者(参加当時1年生)が、福岡県朝倉市にある朝倉東高等学校にて留学報告会を開催しました!
それに合わせて副理事の徳永も現地を訪れ、発表を直接聞かせていただきました。
その後は希望者を対象に別室で座談会も実施し、約15名の高校生とともに「世界に踏み出す一歩」について対話の時間を持ちました。
〇機会格差の本質とは
私自身は高校生のとき、初めてカナダへの短期留学を経験し、海外の面白さや奥深さに強く惹かれました。
当時通っていた大阪の公立高校では、市が運営する留学プログラムがあり、隔年で校内から10名が選抜されカナダに派遣されていました。加えて、学校独自の台湾留学プログラムもあり、校内の掲示板や街中でも海外に関する情報に日常的に触れられる環境が整っていました。
現在はインターネットの普及により、情報そのものは誰でも手に入れられる時代です。そのため、「地域による情報格差や機会格差はすでに小さいのではないか」という声もあります。
しかし今回、博多駅からさらにバスで約1時間半、豊かな自然が広がる朝倉市へ向かう中で、私はあることを強く感じました。
それは、「身近にいる“対面のロールモデル”の数」こそが、機会格差の本質ではないかということです。
今回報告会を実施した参加者の高校では、周囲に海外経験者がほとんどおらず、本人がまさに“最初の一歩を踏み出す存在”でした。そうした環境では、留学前に誰に何を相談すればよいのかも分からず、海外に挑戦するという選択肢自体が遠いものに感じられてしまうのも無理はありません。
実際に、報告会後の座談会に参加してくれた高校生は全員が海外未経験でした。しかし、今回の発表を聞いたことで、「自分も挑戦してみたい」という気持ちが芽生えた様子が印象的でした。
ワールド寺子屋の活動を全国に広げていく中で、最初からすべての人に興味を持ってもらうことは簡単ではありません。だからこそ、今回の参加者のように、学校の中で一歩を踏み出した高校生が“先駆者”となり、周囲の仲間にとってのロールモデルになっていくことが重要だと考えています。
今後も、そのような挑戦が連鎖していくよう、引き続きサポートしてまいります!
(執筆者:徳永 悠馬)